ホーム » 教育内容 » 総合的学習時間

 

 大連日本人学校における「総合的な学習の時間」について

  テーマ「国際性豊かな日本人の育成」
 ~子ども一人一人が自ら課題を見いだし,自ら解決していく学びづくり~


  自国や中国の文化・歴史・社会・経済・自然などを正しく理解し,認め,大切にすることができ, 国際社会における自己の生き方を考え,進んで取り組もうとする子どもの育成を目指しています。

  総合的な学習の時間では,小学部は「大連」,中学部では「日中比較」を共通の大テーマとし,各学 年の子どもたちの発達段階,興味・関心により,それぞれ学年のテーマを決定し,年間を通して活動を 進めています。私たちが暮らす街「大連」について詳しく知り,その中で大連を再認識し,自身が大連 にいることの意義や生き方を考えることを目的とした取り組みを行います。歴史・自然・人物・環境な どの幅広い分野からテーマを決めるため,一人一人の興味・関心に応じた課題を見つけることができる と考えます。また,各教科,道徳及び特別活動と関連づけながら,総合的な学習を進めています。 

総合的な学習の時間で育てたい能力と態度

 

昨年度の総合的な学習の時間実践例

〔小学部3年生〕
  「発見しよう!大連のヒミツ」をテーマに,わたしたちは住んでいる「大連」について,一人一人が 自分の課題を明確にして調べ学習をしました。1学期は「食べ物」,2学期は「遊び」について,それ ぞれ調べたことをまとめたり,体験したり,発表したりしました。

〔小学部4年〕
  「伝えよう日本,学ぼう中国」をテーマに,近隣の新城小学(現地校)の児童と交流を深めながら, 日本や中国の文化について学びます。日本の行事について紹介したり,中国の学校について教えてもら ったりしながらそれぞれの国の文化について分かったことをまとめていきます。 

〔小学部5年〕
  「大連の中の日本」というテーマで学習を進めています。『どうして日本と関連するものが大連には たくさんあるのだろう。』という課題から,身近にある日本製品について調べたり日本関連の会社を見 学したりして学習を深めます。

〔小学部6年生〕
  「日中のつながり」をテーマに,旅順での校外学習や領事事務所所長をお招きして講話を聞くことを 通して学びを深めました。日露戦争の戦地である旅順を訪れ,戦争の悲惨さを知る中で,「平和の大切 さ」についての思いを強くもちました。 また,西安での修学旅行を通して中国の歴史や文化を学んだり,領事事務所所長の講話を聞くことを 通して現在の大連と日本のつながりについて考えを深めたりしました。

〔中学部1年〕
  「職業調べ・体験学習を通して,中国と日本のつながりについて考える」をテーマに,会社訪問と職 場体験,関心のある仕事について調べる活動から,働くことや仕事について考えてきました。同じ職業 でも日中間で違いがあること,日中間のつながりについて,分かったことや考えたことをまとめました。 発表会では,プレゼンに初挑戦しました。見やすくわかりやすい資料を提示し,思いを伝えることがで きました。 

〔中学部2年〕
  「中学生から見た大連~日本と自分と大連の関係~」というテーマのもと,初めに日本を知る学習か らスタートし,ふるさとを調べて新聞にまとめました。次に修学旅行に向けて北京の歴史や建造物,経 済などを学習し,中国の古都とその現状について理解を深めました,最後に個人テーマを設定し,大連 に生活する自分を基準とした視点から日中関係について考え,今後の望ましい関係づくりについて考察 しました。12月には互いに発表し合い,様々な視点から日中関係について考え,今後の望ましい関係 づくりについて考察しました。 

〔中学部 3 年〕
  学年テーマ「国際社会における主体的な生き方を考える」から,前期は「私の進路計画」,後期は 「国際社会における支援と協力」に絞り,一人一人が個別のテーマを設定して,学習を進めました。 JICA 出前講座では世界の状況を知ることができました。課題に沿って調べること,まとめること, 考えること,そして自らの考えを発表する活動が続きます。一連の活動を通して,自らの生き方へ の考えを深めていきます。