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ごあいさつ

大連日本人学校
校長 松田雄三
 
 大連日本人学校校長の松田雄三と申します。よろしくお願いいたします。
 大連日本人学校は2023年(令和5年度)で創立30年目を迎えました。
 1988年以降、大連に進出する日本企業が急速に増大する中、教育機関がないため赴任者の多くは、単身赴任を余儀なくされていました。そうした中、子どもたちのための教育機関を設置してほしいという願いが急速に高まり、大連日本商工クラブに大連日本人補習校運営委員会を設置し、開校を目指した諸準備が始まり、関係者の多大なるご尽力のお陰で、1990年(平成2年)、桃源山荘の一室を借りて大連日本人補習授業校が開校しました。
 同年9月には、民航大厦に移り、幼稚園1クラス・小学部2クラス、園児10名、児童12名で入学式を行い、全日制午後のみの授業を開始しました。
 1991年(平成3年)には、中学部が開設され、8月には、付家庄の民航療養院内に移転しました。
 その後、日本商工クラブを中心とした日本人学校の開校を目指した取り組みにより、1994年(平成6年)4月1日、文部省(現・文部科学省)より日本人学校として認可され、大連日本人学校と附属幼稚園が開校しました。
 2015年(平成27年)4月1日、大連経済技術開発区の校舎へ移転し、教育活動を進めてまいりましたが、令和元年12月に、新たな校舎へ移転し、現在に至っております。
 本校の子どもたちは、自ら学校をより良くしていこうという気風が代々受け継がれ、児童生徒会では、毎年のテーマを決め、子どもたちが主体となって活動をしています。
 また、保護者の各種ボランティア活動も充実しており、学校教育活動を支える協力体制が構築されています。
 このように、児童生徒、保護者、職員、大連日本人社会、それぞれの立場で「ともに」関わり合って、教育活動を推進しています。
 今年度も本校の教育目標「力あふれる 心豊かな 世界に生きる 子どもの育成」を具現化した様々な教育活動を通して、21世紀を生き抜く確かな学力と豊かな心を育むとともに、国際社会で活躍できる豊かな人間性と教養ある児童生徒の育成を目指し、教職員一同、力を合わせて精一杯取り組んで参ります。