日本の教育関係諸法令に準処した初等・中等教育を行うとともに,大連にある在外教育施設であることを認識して,教育活動を推進する。保護者,日本人社会,地域社会,関係諸機関との連携を図り,調和のとれた教育活動に努め,目指す子ども像,目指す学校像,目指す教師像の達成を図ることによって教育目標の達成に迫る。
1 学校経営の充実
ア 職員相互の信頼関係を築き,専門性・持ち味を生かした校務分掌を通
して職員一人一人の学校経営への参画意識を図り,何事も共同体制で取
り組む。
イ 職員,子ども,保護者との信頼関係を深め,子ども主体の楽しい学校
づくりに努める。
2 学部・学年経営の充実
ア 学校教育目標の具現化を目指した学部・学年経営を推進する。
イ 子ども一人一人の「よさ」を生かし,子どもが所属感・有能感を有す
ることができる学部・学年経営に努める。
3 教育課程の工夫・改善
ア 授業日数・時数の確保と教育課程の適切な運用に努める。
イ 日本人学校の特性を生かした教育課程を編成し,計画・実践・評価の
サイクルを大切にしながら,各計画の見直しと改善に努めるとともに各
教育活動の活性化を図る。
4 世界に生きる「まなび」
ア 個に応じた指導に努めるとともに,基礎・基本を重視し,確かな学力
の定着を図る。
イ 対話を重視した主体的な学びを通して,自ら課題解決を図ることがで
きる子どもの育成を目指す。
5 世界に生きる「グローバル教育」
ア キャリア教育の充実を図り,正しい職業観や人生観を身に付けさせな
がら理想の実現に向けて粘り強く取り組む態度を養う。また,自己を見
つめさせ,自主性・自発性を伸ばすとともに将来の生き方を探ることが
できるようにする。
イ 言語活動を充実させ,言語能力の向上を図り,自己の考えや意思を的
確に表現できる子どもを育成する。
ウ 国際社会において、相手の立場を尊重しつつ、国際社会の中で自己の
能力を生かし、たくましく生きる子どもを育成する。
6 豊かな「こころ」
ア 読書活動,特別活動を充実させ,心豊かな子どもを育成する。
イ 生徒指導を充実させ,子どもと教師,子ども同士の人間関係の充実を
図る。
7 力あふれる「からだ」
ア 運動量を確保できるよう,授業の工夫,運動の日常化を目指す。
イ 子ども理解をするために教育相談を充実させ,身心ともに健全な子ど
もを育成する。
ウ 保健指導や学級活動を充実させ,自ら健康の保持増進に努める子ども
を育成する。
エ 子どもに関わる危機管理体制の整備を図り,健康で安全な学校生活が
送れるように努める。
8 危機管理の徹底
ア 子どものより確かな「安全」の実現のため,安全管理,危機管理の徹
底を図る。
イ 不審者対策等,学校安全管理の徹底,警備の強化を維持するとともに
下校時には全職員で対応する。
9 保護者および日本人社会,現地地域社会,関係諸機関との連携
ア 現地地域社会や諸関係団体との連携を深め,教育活動の充実,教育関
係の充実・向上を図る
10 学校教育環境の整備と施設設備の有効活用
ア 学校環境に適した各教室環境の整備を図る。
イ 学校施設設備の有効活用と計画的な整備に努める。
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